大谷屋さんを04時過ぎに出て双門の滝への出発地である熊渡へ。国道309号線をみたらい渓谷方面へ向かいます。双門の滝は日本の滝100選の100滝目の訪問になる記念の滝なので、全行程を詳しくレポートすることにします。
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国道309号線に入るとすぐに通行止(8月31日まで)の案内があったが、これはネット情報で確認していたので驚きません。ところが薄暗いこともあり迂回路を左方向の道と勘違いして30分位ロスした。 |
熊渡に着いたのは05時10分過ぎでしたが、既に6台の駐車があり、見える範囲での空スペースは2~3台でした。
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熊渡をスタート。
【5時30分】 |
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ネット情報に基づき、事前に作成した持参資料ですが現地では使うことはありませんでした。しかし、事前にルートを確認しておく意味では良かったと思っています。この資料で分かるように仙人嵓テラスで双門大滝を見た後、折り返すのではなく狼平避難小屋経由で帰るルートとしました。折り返すルートは危険度が増すとの情報であったので、歩く距離は相当長くなるが安全第一を考えるようにしました。
【最難関「双門の滝」のアタックにあたって】
①ネット情報からコース及び危険個所等を確認するとともに熟知を図る。
(できればコースを熟知している方と一緒が良かったが・・・)
・日本の滝100選の最難関滝
・高低差1000mを登る
・本格的な上級者向け登山コース
・梯子、岩場、鎖場、渡渉等危険個所が数多くあり滑落の危険性が大
・道迷いの危険がある
・コースを外れると危険性は増す
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②体力アップに努め、体調管理に注意する。
・ダメだったら引き返すことも難しいと思われるので、長時間、長距離の登山に耐えうる体づくり
・2年前から難コースの滝めぐりを経験しスキルアップ及び体力アップ
(茶釜の滝、三条の滝、八ツ淵の滝、御来光の滝、早戸大滝、ドンドコ沢の滝、北精進ヶ滝、七ツ釜滝)
③コースの作成
・安全第一とし余裕を持った時間配分とする(先輩方の時間を参考に旅行前に作成した資料はこちら)
・先輩方のGPSログをタブレットの「山旅ロガーGOLD」に取り込み、道迷い防止に役立てる(精度によるが過信は禁物)
④前日、当日の気象状況等により決行を判断する。
・雨に濡れると梯子、岩場、鎖場、渡渉等の危険性が増大
・川の水量増大により渡渉困難になる恐れがある
・日照時間の長い時期に設定
⑤装備、準備品の充実を図る。
・登山靴、沢靴、手袋、合羽、ヘルメット、ハーネス(スワミベルト)、スリング、ライト、笛、鈴、飲料水、携帯用浄水器、食料品、GPS、地図、ポータブルナビ、スマートフォン、タブレット、モバイルバッテリー等
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熊注意。
編集作業をしている時は熊による死亡事故が相次いで発生しているため、連日テレビで放映されています。 |
危険なコースなので登山届を提出。
【5時35分】
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崩落現場が修復されていた。
【5時42分】 |
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林道30分で金引尾根・弥山川分岐。左が弥山川コース、右側がカナビキ尾根からで帰りの道になる。
【6時00分~05分】 |
白川八丁。
水は地下を流れているようで石の上を歩く。
【6時22分】
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左岸(向かって右側)を歩く。
【6時29分】
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赤テープ発見。沢に下りていく。
【6時30分】 |
右岸(向かって左側)に小さいが赤テープが見えるので渡渉。
【6時32分】
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渡渉は水が少なくまったく問題ありません。その後も徒渉は20回位あったと思うが靴底が濡れる程度でした。渡渉に備えてラバーソール沢靴(キャラバン KR1)、ネオプレンソックスで臨んだがこの日は必要なかった。
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大岩に←印の表示があるので、左の方へ歩いていくと。
【6時36分】 |
正面に釜滝(ガマ滝)が見える。水は少なかった。 この近辺で渡渉あり。
【6時37分】 |
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釜滝から左方向をみると鉄の橋があるので、徒渉してガレ場を上っていく。
【6時39分】
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その橋を渡り。
【6時41分】 |
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右側に堰堤が見える。
【6時44分】 |
雨に濡れるとスベル橋を渡る。
【6時47分】 |
右側に二つ目の堰堤が見える。
【6時48分】 |
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壊れた橋を渡る。
【6時48分】 |
鎖がぶら下がっている所を右方向へ。雨で濡れると大変滑りやすくなるようで注意が必要。
【6時51分】 |
また橋を渡る。
【6時53分】 |
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ツギハギ修理の橋。
【6時55分】 |
欄干の下部が腐食している橋をトラロープで補強している怖い橋。
【7時】 |
使えない橋の下を通る。
【7時03分】 |
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使えない階段もある。
【7時05分】 |
ネットで見た堀新道の看板を左方向へ上る。
【7時06分】
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手作りの看板でもあると安心する。
【7時08分】 |
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右下にキレイな沢が見えてきます。
ここで休憩後、その先に赤リボンがあるので引き続き右岸を歩きます。 |
沢に下りて前方を。 |
キレイな水にオタマジャクシが。
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【7時16分~25分】 |
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沢に下りると赤リボンが。
【7時29分】 |
対岸(左岸)にリボンがあるので渡渉します。
【7時31分】
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ここは←方向へまっすぐ行く所ですが、リボンがたくさんあり、上った踏み跡があったので上ってしまった。【注意】ルートミスの場所です。踏み跡をみると上っている人が多いのでは・・・!?!?!? |
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上るとすぐに右側が絶壁で岩の間を上る難所に出て困っていると、若い方が後から来たので先に上ってもらったがどうも違うようだった。持参した資料をみてもこんな危険な所はないようなので、来た道の先を確認すると赤リボンを発見。若い方にはその場で謝罪しましたが、改めて危険な思いをさせてしまって本当に申し訳ありませんでした。事故がなくて良かったと思っています。 |
元の道に下りてきます。 |
【7時38分~48分】 |
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巨岩が転がっている所を上ります。
【7時51分】 |
ネットでよく見る壁面に鉄筋がある所です。ネットでは下方に水が流れていましたが当日は水がなかったので簡単。
【7時52分】
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使えない梯子(ロープの下で写真に写っていない)とロープ(〇印)を使わず左方向から上っていく。
【7時57分】 |
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橋を渡る。
迷惑をかけた若い方は早い。
【8時】 |
とんがり帽子のような岩の所は右方向です。ここを左から回って非常に危険な思いをしました。左にも踏み跡があったので注意を要する場所です。
【8時06分】 |
ようやく滝に出会えました。上が二の滝、下が一ノ滝。見事な滝ですが、先を急ぐのでゆっくり鑑賞できません。
【8時15分~30分】
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吊橋から一の滝が見えます。
【8時31分】 |
梯子の始まりです。
【8時34分】
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急斜面の岩場。
【8時38分】 |
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巨岩をクグリ。
地震があったら怖いと思う。 |
本格的な梯子上り。三点支持を守って安全第一で。
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【8時45分】 |
【8時45分】 |
【8時49分】 |
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ここもネットで出てくる怖い場所です。下りになるので通過したのが分かりませんでした。ネットの写真は振り返って撮っていたんですね。
【9時】 |
正規(?)の案内板。
川合は熊渡方面です。
【9時14分】 |
長く伸びた二つの梯子。
落ちたらということは考えたくない。
【9時15分】 |
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天に向かって垂直に伸びてる梯子。
下を見ると怖いのでひたすら三点支持で上ります。
【9時34分】 |
絶壁の鎖場。怖い場所の一つですが、後から来た若い方はスイスイ上っていきました。
【9時36分】
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随分高くまで上ってきました。
眼下に広がる快晴の景色は素晴らしいが二度と来たくない。命がいくつあっても足りない!?!?!?
【9時39分】 |
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上りの梯子は掲載をカットした物を含めると28本のようです。
この梯子から下りになりますが番号は29でした。
【9時55分】
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下りの最後の2本です。下りは4本で、梯子は全部で32本あったようです。
【9時58分】 |
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平らな場所に着きました。 |
仙人嵓テラス。
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4時間30分の奮闘の末にようやくめぐり会えた滝です。同時に日本の滝100選の100滝目になる記念すべき滝となりました。高所にあり、日本とは思えない壮大なスケールの滝を眺めながら、二つの達成感に浸る至福のひと時を過ごしました。
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【10時】 |
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- 復路コースへつづく - |
【 滝 情 報 】 |
訪問にあたりお世話になったWebページです。ありがとうございました。
また、初めて訪問する方々が参考になる滝へのルートが写真等で分かり易く紹介されているWebページも掲載しました。 |
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