昨日は白糸の滝、白猪の滝、唐岬の滝をまわって、国民宿舎「古岩屋荘」に泊りました。唐岬の滝からナビ任せで細い道をノロノロ運転だったので少々お疲れ気味でした。 今日はいよいよこの旅のメインである御来光の滝に向かいます。朝飯をおにぎりにしてもらい、宿を5時30分に出て石鎚スカイラインの7時の開門時間に合わせて向かいましたが、道路は昨日とは違って普通の道で空いていたので、石鎚スカイラインの入口には6時過ぎに着いてしまいました。 滝へのルートは案内標識は全くありません。しかし、要所要所にリボンがあるのでそれを頼りに歩きます。リボンを見失ったら周囲を見渡すと見つかると思います。また、登山道だけでなく対岸に目をやるとリボンがある場合がありますので、その場合は川を渡渉することになります。 危険個所には梯子、ロープ、木橋等が設置されていますが、登山道は狭く滑落すると大怪我以上の可能性のある場所も多くありますので十分な注意が必要です。距離も長くハードなコースなのでそれなりの覚悟もいります。 【注意】本ルートは危険個所がたくさんあり、それらに対応した装備と現地知識が必要となります。レポートを参考に訪問しても当方では一切責任を負えませんので、綿密な準備、計画を立てて注意してお出かけください。
開門は7時ぴったりでした。閉鎖は18時となっていた。
望遠鏡でないとよく見えませんが、遥か彼方に御来光の滝(〇印)が見える。
カーブミラーのポールに目印のリボンがあった。そこのガードレールを乗り越えると踏み跡がはっきりしている。
今回のシューズは私がラバーソール沢靴(キャラバン KR1)、相棒がフェルトソールの沢靴であったが、この急斜面には落葉がたくさん積もっていたため、相棒の靴は滑って相当歩き難いようだった。帰りの上りは靴は大丈夫の様だったが体力が限界だったようだ。私の靴は急斜面、渡渉でも快適でした。
やっと平らな所に到着。目印のリボンがあります。
暫く歩くと対岸(右岸)に目印のブルーシートとリボンが見えた。
※ 河川を上流から下流に向かって眺めた時、右側を右岸、左側を左岸と呼ぶ。滝を見に行く時、多くの滝が下流側から上流へ上っていくので、右、左が逆になるので注意。こちらを参照。
比較的新しい木橋を渡る。
左岸を歩いていくと「七釜」がある。景色のキレイな所で10分位休憩する。左の写真は振り返って撮った。
右岸の登山道をリボンを頼りに歩く。踏み跡ははっきりしている
涸沢を渡る。
感謝しながら木橋を渡る。
すぐ左岸へ渡渉する。(対岸にリボンが見える)
対岸に南沢が見える。
右岸の登山道を上っていく。
またロープが。ここは急傾斜で危険だがロープがあり大変助かる。
3時間チョッとで滝つぼに到着。
日本の滝100選であり、難攻滝といわれる御来光の滝の滝つぼまで行くことができ、また無事帰れることができて良かった。 前回(2012.3.26)四国に行った時、唐岬の滝周辺から雪が降り始めうっすらと積もってきたので、石鎚スカイラインまで到達することができませんでした。その当時は滝めぐりを始めたばかりだったので、御来光の滝の滝つぼまで行くことなど考えになく、展望台から見る予定でした。 それから3年が経ち100選の滝訪問も80を超え、経験も積んで装備も徐々にそろってきたので、滝つぼへ挑戦したいという気持ちが高まっての滝めぐりとなりました。当日は天候にも恵まれダイナミックな滝を見ることができ大満足でした。楽しみにしていた虹が見られなかったのは心残りでしたが・・・。
滝見の後は道後温泉「宝荘ホテル」へ直行し、へとへとに疲れた体を温泉で癒しました。 翌日は家まで約900kmを13時間かけて走り、無事家へ22時に着くことができ、楽しい思い出に残る旅行となりました。